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【森奈良漬店】奈良漬オリジナル詰め合わせセット
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「手間」という技法と「隙」という時間で丹念に漬け込まれた酒精のきいた森奈良漬店の「奈良漬」には、甘味料、砂糖、添加物が一切使用されていません。
森奈良漬店には「声なくして人を呼ぶ」という初代のモットーがあり、「お客に媚びることなく品質と風味でお客に好まれる奈良漬を作る」という信念に基づいてこだわりの奈良漬が作られています。
奈良漬オリジナル詰合せセット(瓜1本、西瓜2個、セロリ1個)
ならわし限定「森奈良漬店の奈良漬オリジナル詰合せセット」です。
歯触りと香りが特徴の奈良漬の定番 瓜、やわらかくよく漬かった 西瓜、さわやかな香りが特徴の セロリをお詰合せしました。
奈良漬を漬けてある酒粕は他のお料理に再利用することができます。残った酒粕にお肉やお魚を数日漬けると美味しい粕漬が出来上がります。
奈良漬の歴史
昭和63年、奈良時代の貴族・長屋王の邸跡から「進物加須津毛瓜(たてまつりものかすづけものうり)」との記載がある木簡が出土しました。
この「加須津毛瓜」が奈良漬の始まりではないかと考えられています。この「加須津毛瓜」は、現在のように酒粕に漬けるのではなく、どぶろくの底に貯まった沈殿物に野菜を漬けこんだものだったようです。
「加須津毛瓜」は食べられる人も限られていたそうで、当時の高級保存食でした。
「奈良漬」の呼称は室町時代に朝廷の会計を担当していた山科家の日記「山科家礼記」に登場し、次に山科言継の日記である「言継卿記」にも「奈良つけかうの物一鉢(奈良漬け香の物1鉢)」と書かれるなど、奈良名産として有名になっていきました。
時代が下がって江戸時代の食物事典には「粕漬けは家々競って漬けられている。中でも奈良漬はトップクラス。だから他の場所で漬けられる粕漬けも『奈良漬』と呼ばれる」と書かれています。
さらに同じく江戸時代にイエスズ会が出版した「日葡辞書(日本語とポルトガル語の辞書)」には、奈良にある漬物として「奈良漬(narazzuqe)」が収録されています。
奈良漬にそんな歴史があるなか、森奈良漬店は明治2年(1869年)に創業し、当初から東大寺の参詣客を主として、明治・大正・昭和・平成・令和と5つの時代にわたって伝統の味を守り継いできた老舗の奈良漬店です。
創業時、店舗は東大寺境内にありましたが、昭和に入ってから現在の東大寺門前に移転しています。森奈良漬店の店舗前にはいつも鹿が集まっており、時には店内まで入り込むことも。
東大寺門前では日常の風景ですが、鹿に占拠される店舗は見ていて可愛らしい光景ですので、奈良に行かれる際には是非お立ち寄りしてみてください。