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清酒発祥の地 奈良 

奈良には清酒発祥の地である正暦寺(しょうりゃくじ)があるほか、酒の神様をお祀りしている神社など、日本酒ゆかりの地がたくさんあり、まさに奈良は「日本酒の聖地」といえる県です。


清酒の歴史

米を原料とする酒造りは、稲作の伝来とともに中国大陸から伝えられたようです。

『魏志倭人伝』には「性向として酒を嗜む」「歌舞飲酒す」と書かれており、3世紀ごろの日本ですでに飲酒の習慣があったことが分かっています。

日本最古の書『古事記』には応神天皇の時に来日した百済人・須々許理(すすこり)が醸酒の法を伝えたとあり、天皇はこれを喜んで「須々許理が 醸しみ御酒に われ酔ひにけり 事無酒 笑酒に われ酔ひにけり」という歌を詠んでいます。

また、『日本書記』には崇神天皇8年に崇神天皇が疫病をおさめるため酒造りの杜氏であった高橋活日(たかはしいくひ)を呼び酒造りを命じたところ、一夜で酒造りを行い神酒を奉納し、たちどころに疫病がおさまったとの話が載っています。

お酒造りは平安時代初期までは朝廷が造酒司(みきのつかさ)などの部署を持ち、内部で酒造を行っていましたが、朝廷の権力の衰退等もあり技術や人員が外部に流出するようになり、各地の大寺院が酒造りの中心となっていき、お寺で造られるお酒は「僧坊酒(そうぼうしゅ)」と呼ばれていました。


清酒発祥の地「正暦寺」

奈良の僧坊酒のなかで最もよく知られているのが奈良市の菩提山(ぼだいせん)正暦寺で造られたお酒です。

菩提酛清酒祭(正暦寺)の様子

日本酒が造られるようになってから長い間濁り酒でしたが、室町時代に正暦寺で初めて清酒が造られ、この上が無い美味しいお酒「無上酒(むしょうしゅ)」と呼ばれ、室町幕府9代将軍足利義尚は「もっとも可なり」と絶賛していました。

正暦寺では、当時の酒造りにはなかった最新の技術を駆使していました。仕込みを3回に分けて行う「三段仕込み」、麹米と掛け米の両方に白米を使う「諸白(もろはく)づくり」、酒母(酵母を大量に培養した酒のもと)の原型「菩提酛(ぼだいもと)」、腐敗を防止する「火入れ殺菌」を行うなど、近代の酒造りの基礎となる技術を創案しました。


まだまだある!日本酒ゆかりの地

奈良には正暦寺以外にも日本酒ゆかりの地がたくさんあります。
大神神社の御祭神である大物主神、少彦名命や杜氏の祖神である高橋活日命、春日大社には日本最古とされる酒殿に酒神、境内末社壺神神社には醸造の神様が祀られています。また、平城宮跡には朝廷の醸造を司る役所・造酒司の井戸が復元展示されています。

このように、清酒発祥の地であり日本酒との関わりが非常に強い奈良には数多くの酒蔵があります。
今回ならわしでは、そんな奈良の酒蔵から15蔵の商品をご用意させていただきました。各蔵それぞれに特徴のある日本酒を造っておられますので、是非一度各蔵の日本酒を飲みくらべしてみてください。




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