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クラフトビールで巡る奈良の旅 Vol.2

今や全国的なブームとなっている「クラフトビール」。
Vol.1では「奈良のクラフトビールの魅力」を切り口にで奈良の上質な水や、奈良ならではの副原料について紹介いたしました。
Vol.2では奈良市内の醸造所について周辺地域のスポットを交えてご紹介します。


ゴールデンラビットビール

興福寺のすぐそば、猿沢池のほとりに「ゴールデンラビットビール」の醸造所はあります。
代表の市橋さんは独学で醸造学を学び、醸造所を立ち上げました。奈良の水を仕込み水として使用し、素材の一部は市橋さん自ら育てたものを使用。
奈良県で有名なブランド米「ひのひかり」や卑弥呼の時代から祭祀に使われていたという「古代桃」など奈良にこだわった原料を使用しています。


醸造所にはタップルームが併設されており、出来立てのビールが飲めるのはもちろんのこと、定番から季節限定のメニューなどビールに合う料理を提供しています。


なら麦酒 ならまち醸造所

ならまちの古い街並みの中に「なら麦酒 ならまち醸造所」はあります。
代表の青山さんは「記憶に残るビール」を作りたいと語ります。
「おいしい」だけではなく、「あの時このビール飲んだね」と、過去の記憶を残すきっかけとなってほしいという想いが「なら麦酒 ならまち醸造所」のビールには込められているのです。

醸造所にはタップルーム「麦舎」が併設され、お昼からならまち散策の合間に立ち寄ることができます。おしゃれな店内ではビールに合う様々な料理を提供しており、ここでしか飲めないオリジナルビールも多数そろえています。
ならまち散策の合間にお昼からちょっと一杯、のんびり家に帰ってゆっくり夜を過ごす、そんな優雅な休日なんていかがでしょうか。

ならまち周辺のおすすめスポット

「ゴールデンラビットビール」「なら麦酒 ならまち醸造所」の近辺は古くから残る町なみが魅力。周辺のおすすめスポットを紹介します。

①猿沢池
近鉄奈良駅の近く、ゴールデンラビットビールのすぐそばにある猿沢池は観光客だけではなく地元の人たちからも愛される憩いの場。ならまち散策の合間に興福寺の五重塔を眺めながらちょっとひと休み、優雅な景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。


②ならまち
近鉄奈良駅から歩いて10分ほど、元興寺の旧境内の中にある「ならまち」。「なら麦酒ならまち醸造所」もこの「ならまち」の中にあり、周辺には昔ながらの町屋や民家の中におしゃれなカフェや雑貨屋などが立ち並んでいます。
色々なお店が並ぶ「ならまち」、ぜひ自分の足で歩いてみて好きなお店を見つけてみてはいかがでしょうか。



奈良醸造

奈良市の南端、大和郡山市にほど近い工業団地の中に「奈良醸造」はあります。
「ビールを選ぶ楽しみを」をコンセプトに様々な種類のビールを世に送り出しており、奈良県の特産品を使ったビールを、地域や企業とコラボして醸造することもあります。

醸造所併設のタップルームは主に週末にオープン。
醸造所で造られた数種類のビールが楽しめるほか、クラウラー(缶によるビール持ち帰り)販売やグッズ販売を行っています。
また、奈良県内の醸造所としては比較的大きく、全国の飲食店でもビールを楽しむことができます。
奈良以外でも奈良を感じることが出来る「奈良醸造」のビール、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。


クラフトビールで巡る奈良の旅 Vol.2によせて

今回の特集では「奈良市内」に拠点を置く3つの醸造所を紹介しました。
一口に「クラフトビール」と言っても多種多様なスタイルや味があるほか、醸造所によって様々な特色があるのが魅力。
色々な奈良のクラフトビールを手に取り、奈良に想いを馳せながらお楽しみください。

奈良の醸造所を目的地とし、周辺スポットを散策してみてはいかがでしょうか。
「ならわし narawashi」をきっかけに現地を訪れそこで素敵なビールや人との出会いが生まれることになれば嬉しく思います。

クラフトビールで巡る奈良の旅 Vol.2