【ネットではここだけ】堀井松月堂 きみごろも
「ならわし narawashi」では、実店舗でのみ販売をされており、ネットでの販売がここ「ならわし」だけの商品も取り扱っております。今回は堀井松月堂の「きみごろも」をご紹介いたします。
1.古いまちなみが今も残る、宇陀市・松山地区
奈良県・宇陀松山は、戦国時代に「宇陀三将」と称された秋山氏の本拠地・秋山城(宇陀松山城)の城下町として整備・拡充されました。
その際、建物の間口の広さによって課される税を免除して有力な商人を誘致したため、「間口も奥行きも広い」というこの地区ならではの町家が生まれたとされます。
2006年には重要伝統的建造物群保存地区に選定され、古いまちなみが今も残っています。
また、宇陀松山のまちなみには、酒蔵や醤油蔵、和菓子屋などが点在しており、そのどれもが宇陀の地にちなんだものを製造・販売されています。
このような江戸時代の建物が軒を連ねる保存地区に明治35年からお店を構えるのが、老舗の銘菓店「松月堂」です。
2.松月堂の「きみごろも」
一見、厚揚げのように見えるこちらの食べもの。実は、メレンゲの食感が珍しい卵の和菓子です。
朝採りされた奈良県産の新鮮な卵を仕入れ、朝焼け前の暗さが残る早朝からその日に使用する卵を選別することで「きみごろも」作りは始まります。30分以上かけて手動で卵白を泡立ててできる、ふわっとしたなめらかな泡が「きみごろも」の肝。この製法は創業当初から変わらず受け継がれてきた「一子相伝」「門外不出」のレシピなのです。
口に入れた瞬間に、ほろっととろけてしまう儚さがクセになる、一度食べたら忘れることができない不思議な食感の「きみごろも」。その独自性と美味しさを求めて日々多くの方が店を訪れ、売り切れてしまうこともしばしば。
インターネット上での販売は、「ならわし narawashi」のみとなります。遠方にお住まいの方も、ご自宅でこの不思議な食感のお菓子をお楽しみください。
【きみごろも本舗 松月堂】
〒633-2174 奈良県宇陀市大宇陀上1988
営業時間 8:00~17:00(売り切れ次第終了)
定休日:水曜日、年末年始および夏季休暇