奈良と日本酒③〜様々なプロジェクト〜
1.奈良と日本酒③〜様々なプロジェクト〜
奈良専門オンラインショップ「ならわし」では、奈良県下16軒の蔵元(日本酒)を取り扱っています。第三回の特集記事では奈良の酒蔵で行われている様々なプロジェクトの中から一部をピックアップしてお届けします。
日本酒を飲んで楽しむだけではなく、実際に体験できるコンテンツもありますので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
2.奈良豊澤酒造〜SAKE HOTEL〜
歴史ある古民家が残る「ならまち」の一角には、奈良の老舗酒蔵の一つである「奈良豊澤酒造」の旧酒蔵をリノベーションした日本初の”SAKE HOTEL”がテーマの「NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち」があります。ホテル併設のレストランではフレンチのコースと、豊澤酒造の限定酒を含む日本酒のマリアージュを楽しむことが出来、日本酒好きにはたまらないホテルになっています。ホームページ、ご予約はこちらから。
3.久保本家酒造〜酒蔵マルシェ〜
道の駅「宇陀路大宇陀」すぐ近くに「久保本家酒造」はあります。大宇陀の新たな交流の場となって、素敵なご縁が広がりますように…という思いから、2021年4月より道の駅前の久保本家酒造駐車場にて、マルシェイベントを開催しています。オンラインだけでは伝えられない商品の魅力を伝える機会として先日「ならわし」でも出店させていただきました。毎月開催していますので、ぜひ一度足を運んでみてください。
4.菩提酛復活プロジェクト〜600年の時を超えて〜
日本酒特集でも度々取り上げている「菩提酛(ぼだいもと)」。室町時代に正暦寺で確立されたこの手法は戦乱の世の中で廃れてしまい、一部記録が残っているに留まっていました。この手法をなんとか復活できないかと1996年に「奈良県菩提酛による清酒製造研究会」が発足。1998年の夏には正暦寺境内から菩提酛の天然酵母、岩清水からも乳酸菌が見つかり、600年の時を超えて、「菩提酛」は復活。「菩提酛」の特徴である仕込み水を乳酸発酵させた「そやし水」を使用し酒造りを開始することが出来ました。現在では奈良県内の8つの蔵で醸造が行われています。「ならわし」ではそのうち2つの蔵の「菩提酛」仕込みの日本酒を販売しています。
・【倉本酒造】菩提酛 つげのひむろ
・【北岡本店】やたがらす 純米 菩提酛
5. まとめ
日本酒特集第3回では奈良県の酒蔵で行われている様々なイベントや「菩提酛」について取り上げました。日本酒の醸造以外にもホテルやマルシェなど現地に訪れることで発見できる魅力がたくさんあります。お気に入りの酒蔵が見つかったらぜひ一度現地を訪れてみてください。
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