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北村酒造(猩々)〜よも尽きじ萬代までの(竹の葉の)酒、酌めども尽きず、飲めどもかわらぬ〜

  今回お届けするのは「猩々」を取り扱う北村酒造。時代に媚びることなく、酒造りの基本を大切に ‘‘おいしいお酒” を造り続ける酒蔵のこだわりに迫ります。

1.歴史

吉野の霊酒「猩々」

 北村酒造は天明八年(1788年)林業家であった北村家より初めて分家を許された末子が、売りに出された酒造株と酒船を買取り、酒を醸したのが始まりです。
 当時「木屋の酒」と呼ばれた酒は、吉野の山で木を伐る樵(きこり)や、杣人たちの癒し楽しみとなり、山で修行する修験者たちからは「吉野の霊酒」と珍重されたそうです。
 当時の吉野に想いを馳せつつ、味わっていただきたいお酒です。

北村酒造 蔵外観

(北村酒造 蔵風景)

2.こだわり

酒造りの基本を大切にする「北村酒造」

 酒銘である「猩々」の由来である謡曲に、“よも尽きじ萬代までの〈竹の葉の)酒、酌めども尽きず、飲めどもかわらぬ”とあります。時代に媚びることなく、酒造りの基本を大切に業を重ねることでおいしいお酒を造ることが出来ると信じております。
 北村酒造のお酒は、自然豊かな吉野の地において、清澄な大気に囲まれた階状の土蔵造りの蔵で醸されます。 日本有数の多雨地帯である大台ヶ原を水源とする「紀の川」の伏流水を用いて醸されたお酒を、ぜひご賞味ください。杉の甑を用いた米の蒸しを行い、米の旨味を最大限に表現できるように醸しております。

杉の甑
(杉の甑)

3.おすすめの飲み方

【北村酒造】純米大吟醸 猩々

 厳選された兵庫産山田錦を丹念に37%まで精米し、約30日かけて丁寧に低温発酵させました。上槽、おり引き後、瓶燗、瓶貯蔵で出荷します。香りだけでなく味わい豊かで、熟成酒を目的に醸された純米大吟醸酒。
 豊かな香とふくよかな味わいが特徴の純米大吟醸酒です。常温または冷やしてお召し上がりください。

【北村酒造】純米大吟醸 猩々

【北村酒造】純米辛口 竹葉

 辛口に醸した純米酒にもかかわらず、米の旨みを十分に楽しめる芳醇な味に仕上がっています。
    端麗さを連想させる米の芳香を持ちながら、強めののど越しが感じられるキリッとした辛口で、食中酒としてお勧めです。常温か熱燗でお召し上がりください。

【北村酒造】純米辛口 竹葉

 

【北村酒造】純米吟醸 原酒 吟のさと

 吉野で作った米『吟のさと』、吉野の水、吉野の蔵で醸した吉野尽くしの純米吟醸は、吉野美人を思わせるシャ-プなキレのあるお酒に仕上がりました。 
   日本酒度マイナス3と辛口ではありませんが、甘ったるさを感じることなく食事と一緒に飲んで頂ける純米吟醸酒です。原酒なので旨みをしっかりと感じて頂けます。常温または冷やしてお召し上がりください。

【北村酒造】純米吟醸 原酒 吟のさと

 

北村酒造(猩々)〜よも尽きじ萬代までの(竹の葉の)酒、酌めども尽きず、飲めどもかわらぬ〜